七五三を通して思う、身近な神様を持つということ

キンモクセイが香り、ツバキのつぼみが大きくなって参りました。

いつの間にか季節は移り変わり、11月は七五三の時期だそうです。

 

七五三の由来には諸説ありますが、子どもの死亡率が今よりもずっと高かった頃、3歳、5歳、7歳の節目に成長を神様に感謝し、お祝いをしたことが七五三のはじまりとされています。

 

我が子が健康に大きくなってくれるのは、親としては嬉しいもの。それがいつの間にか七五三の年齢になり、晴着姿になる様は、言葉にできないものがあります。

 

そしてその思いを持つのは、実は親ばかりではないと私は思います。

祖父母や親戚、赤ちゃんの頃から見てくれてる信者さん。

「おしゃべりが上手になったねー」「もうこんなに背が伸びちゃったのね!」

まわりには、子どもの成長を一緒に驚き、喜び、楽しみにしてくれる多くの人がいます。

 

人間は一人で生きていくことはできません。特に子どもの頃は、そうした一緒に成長を喜んでくれる多くの人に支えられて生きていくのだと思います。

七五三などの節目の行事は、そうした人たちに報告と感謝ができる良い機会かもしれませんね。

 

冒頭で、七五三のはじまりは神様への感謝と成長のお祝いだと書きました。

私たちの信仰する天理王命は、人間の親として「親神様」と呼ばれます。

私たち皆の親である親神様は、きっと子どもの成長はもちろん、親としてどうにかこうにかやっている私たち親の成長も、温かい目で見守り、喜んでくださっているのではないかなと私は思っています。

 

そう思うと、子どもの晴れ姿を報告するのはもちろん、親として頑張っている自分の姿を堂々と神様に見せるのも、神様は嬉しく思って下さるのではないかなと思います。

親のように見守って下さる神様と一緒に喜べたり報告できたりするのは、普段がむしゃらにがんばっている自分やパートナーをちょっと客観的に認められたり、これからの子育てがもっと楽しみになるエネルギーになったりします。

これはまぎれもなく信仰家庭の強みだと思うのです。

LINK


お問い合わせ先: 

電話: (03) 3429-3271

住所: 東京都世田谷区桜丘2-6-3

 Email: tenrikyo.touse@gmail.com